思いを実現する力の源。
好きなものに出すパワーは果てしない。
『誕生日』1915年 マルク・シャガール
『好き!が未来を切り開く』
19世紀の西洋画家たちは、産業革命による写真の発明により失業していく。
仕事のためではなく、
自分の信じる絵を描き続けたかった画家たちは
独自の絵画様式を探求し始めた。
何を得たかではなく、何を与えたかで違いがでる。
『印象派の画家たちは失業者だった』
19世紀に写真が発明され、それまで依頼されてきた肖像画、風景画などの仕事が減少し職を失った。
クライアントがいないのだったら
自分が好きなもの、家族や友人、信じる絵を追求しようということになる。
『サマリー夫人』1877年 ピエール=オーギュスト・ルノワール
『物足りなさや空しさは』
創造性を磨く時間を増やすことで解消されていく。
絵を描いたり観たり、ブログ、料理、園芸、筋トレしたり
音楽を聴いて、ぼ~っとイメージするだけでも創造性は磨かれる。
穴を掘るだけでも可視化される創作は
更に心が満たされていく。
そんな時間を無駄だと思い込まないこと。
『芝生公園』2009年 文田聖二
『それまで出来なかったことが自分の伸びしろ』
出来ていないことの見直しが成長につながる。
悩むのではなく、
視点を変えて新しい情報を受け入れて
考えればいい。
『自信って、過去は関係ない』
未来へ向かう力だから、
自信は未来に向けて持つか持たないかだけ。
『二つの生きる』
「最初の死は、医学的に死亡診断書を書かれたとき
最後の死は、死者を覚えている人が誰もいなくなったとき(永六輔さん)」の考え方は、世の中の朽ちていくモノすべてに通じる。
人や物は、永遠に生き続けられないが
その想いは、誰かが引き継いでいく限り生きる。
『好き、楽しいと感じることで五感が磨かれる』
つまらなくなると脳も感触も引きこもってしまうらしい。
脳も筋肉、モチベーションが高くなると発達していく。
絵もどれだけ五感を複合的に連動して描いているかで、
その表現の説得力に差が出る。
『自分も相手にも』
楽しい、嬉しいと思えることができる人は、幸せ者。
『みんなクリエイターになれる』
創作は、本質に向かうから面白い。
本質に触れると楽しい。
芸術、芸能、スポーツなど特殊な分野、職種だけではなく
日常的な生活、仕事そのものに創造性が求められてきている。
創造性を意識すると毎日の作業が創作に変わり、
やりがいや生きがいを感じられる。
『あれもできないし、これもできない』
実は「これもできるし、あれもできるようになっている」と考えて、
今の自分も相手も褒めてあげた方が、上を向いて前進できる。
『つらい時にも洒落ているイタリアのことわざ』
「どん底に落ちたら、もっと掘れ!」なんだか覚悟を感じるいさぎよい言葉
『やりがいと面倒くさいは紙一重』
誰かに指示されたり注意などをされたりしてからやることは、
面倒くさい。
誰かのために積極的に自分で判断してやることは
人に喜ばれ、やりがいになっていく。
『隣の時計をみない』
劇団四季の座長が、
それぞれのペースで成長していく大切さを語っていた。
他人と比較することで劣等感や不幸を感じてしまいがちで、
どんな状況でも
「今の自分から少しでも」といった“前へ”が
自分を成長させ楽しさに繋がる。
『日本では、自然の一部として一体感を感じることで』
情緒に感動し癒され、心で理解する情緒思考文化が栄えた。
『働くと汗をかく』
帰宅をすると小学生の息子が「お仕事のにおいだね。」と声をかけてくれる。
その優しい気持ちで仕事の疲れが吹き飛ぶ。
やっぱり思いやりや愛情が、元気な未来を創っていくと思う。
『イア・オラナ・マリア(我マリアを拝する)』1891年
ウジェーヌ・アンリ・ポール・ゴーギャン
『自分という人間は自分だけ』
好きなことが才能
続けられることが実力。
癖は魅力
磨かれた感覚が、自分らしい幸せを見つける力になる。
『キュクロプス』 1914年 オディロン・ルドン
『誰かを想う気持ちで、自分も癒されていく』
脳科学の分野でも相手への感謝の言葉や褒めることが、
自分自身がそう言われているように脳が認識していくことが
やっと分かってきたようです。
『夜と猫 Ⅰ』1950年 藤田 嗣治
『周りの人より勝ことがいいと思い込み』
また、劣っているから駄目だと思い込み、
ついつい人と比べて辛くなってしまうが、比べないように意識したらすぐに楽になる。自分が少しでも成長し続ければいい。
『人に正解や決まった答えはなく』
あるとすれば
嬉しかったり、喜べたり、安心できること。
『日本人を見直す言葉』
坂東玉三郎氏の芸の目的は
「お客様に生きていてよかったとおもっていただくこと」
『実は意外なほど、意識し考えて判断していない』
「普通はこうだ。一般的にはそうするはず。」といった
漠然とした枠が、フロイトの分析した前意識。
思い込みにとらわれてしまうと
日常のほとんどを無意識に判断し行動してしまう。
思い込みを取り外し意識して考えること、
正直な判断が「思い」
『働けるありがたさ』
「仕事がある」「契約をとる」「オファーがある」、
それを目的にするというよりは、
そんなことの一つ一つのつながりを
「縁」「チャンス」と捉えて精一杯やらせていただくといった
思いの強さが、
生きがいや喜びに繋がっていく。
『普通の人に焦点を当てた』
評判の町娘の名前を出した肖像画を世に出すなどして役人ににらまれながらも
絵で庶民を元気にするために貢献し続けた歌麿。
歌麿の身近な存在、日常の当たり前を見直す発想が
日本文化として現代に引き継がれている。
『寛政三美人』 1793年 喜多川 歌麿
『道端の草木や石ころに心を引かれる人もいる』
好きなことで楽しむと感覚は磨かれていく。
「そんなことで」
その人によって心が揺さぶられるものは違う。
幸せは、頭で考えるものではなく心と体で感じるもの。
五感を意識して使うと気分がいい。
『 昭和記念公園ジャンプ 』2009年 文田聖二
『誰かに言われたからやれるものでもなく』
望まれたからできるものでもない。
心が動かないと体が反応しない。想いが行動を生む。
一歩を踏み出せれば、あとは自分らしく続けるだけでいい。
『素直にやりたいことは始める』
専門知識やスキルがないと表現することが出来ないと
勘違いをしている人が沢山いる。
創作にしても遊びや仕事にしても
まず必要で大切なことは、突き動かす衝動があるということ。
その思いを達成したい、誰かに伝えたい、残していきたいという
欲求があるということ。
『一つ一つ、丁寧に過ごしている粋な人は』
悩む隙間さえない。
目の前のやれることをやらなかったり、後回しにしたりすることが
将来の漠然とした不安につながっていることに
気がつきにくい。
『どうでもいいと思っていたはずなのに』
なくなると空しくなる「好き」は
空気のように意識しなくなった頃にまだそばにいてくれて
何となく、ないと困るということに気がつくと
大切にしようと想う。その想いを持ち続けること。
普通で日常過ぎて「どうでもいい」ことが大切。
『積みわら、日没』1891年 クロード・モネ
『日本の侍は、争いを望んでいたわけではない』
平凡に家族と過ごし変わりなく繰り返せる生活の幸福感をかみしめていた。
侍は、朝起きて出かける前に自分が惨殺されることを常に想定していた。
一日の仕事を終え自宅に戻ってこられたら、
無事に家族の元に戻れたことを感謝して、
毎日を大切に生きていた。
『幸せは、なりたくてなるものではない』
幸せは、感じるもの。
同じ状況なのに幸せを感じる人とそうでない人との違いは
幸せを感じとる感覚が磨かれていないから、
幸せだと感じない。
幸せを感じる感覚は
誰かに何かに強い想いを抱いているとき
何かに打ち込んでいるといつの間にか磨かれていく。
『思い込みに縛られないように』
新鮮な情報を伝え続ける絵や音楽、言葉の文化交流が人には必要。
絵や音楽、言葉を使う最大の目的は、
人に心を自由にする開放感をあたえること。
『未来のことを知っている人はいない』
だから先のことは自分で決めればいい。
『自分のことをアーティストだとは思っていない』
9.11以降、犠牲者のために1日1本、鉛筆の芯を彫刻しているアメリカの大工ダルトン・ゲッティ。
彼は、自分の国の犠牲者のために「自分に出来ることをみつけてやっているだけ」と語る。
『歴史に残る作家は』
特別な才能があったということより
思いを伝えるモチベーションが極めて高かったといえる。
画家になる前にゴッホは牧師だった。
ゴーギャンは25歳頃までは株の仲買人、
ルソーは税関吏で、世に出ている作品は50歳過ぎに描いたもの。
『一日、何かやりたかったこと』
一つでもできれば、それで上等
「今日はこれができたから、それでいい」
「明日は、これだけやればいい」
いっぺんにたくさんできることが偉いわけではない。
一つ一つ、実現していくことが大事。
『すべて、思い込みが邪魔をしている』
他の人にとっては、どうでもいいものやことで、
随分と気持ちが晴れたり、心が穏やかになったりする。
一日に一つでもそんな出会いや気づきがあると嬉しい。
見直す意識があればそんなことが意外なほどある。
『花は咲く場所を選ばない、咲く時を知っている』
居るところで登ってゆけ、目指す自分の高みをもてばいい。
『子供は走る』
階段などで「走ると危ない!」と何度注意しても
子供は走り回ることが大好き。疾走する感覚を磨く大切な時期。
ゆっくりぶらぶら立ち止まりながら歩く気持ちの落ち着いた感覚も良いが、
周りのことを気にしないで全力で走っている時の感覚を思い返して
大切なことを思い出しそうになる。
『メリー』 2009年 文田聖二
『好きなことや気になること』
追及して極めれば極めていくほど、
未だ至らないところが次々と見えてくる。
純粋に楽しめないときもあるけど
気づいたことを一つ一つ乗り越えて続けていくことで
その喜びも楽しみも深く広いものになっていく。
気がつくことは辛くもあるが、新しい目標ができて嬉しい。
『情熱が人の心と体を動かす』
誰かに言われたからやれるものでもなく、望まれたからできるものでもない。
心が動かないと体が反応しない。
思いが行動を生む。
無理をしないで、楽に一歩を踏み出せれば、
あとは続けるだけでいい。
『物も事も人によって価値が違う』
こんなことしかできない。
こんなものしかもっていない。
といった自分の勝手な思い込みで
価値を下げている。
好きなこと、楽しんでいたこと、
続けてやってきたことの価値は
自分が考えている以上に高い。
『先のことは誰もわからない』
明るい未来を想うのか、将来にいつも不安を感じて過ごすのかで
今に随分と違いがでる。
『ほどほどがいい』
穏やかで暖かい日差しでの日向ぼっこは気持ちがいい。
日差しが当たらなくても暖かい部屋の中は気持ちが落ち着く。
たとえ寒くても嬉しい言葉や絵、映画や本で感動すると心が温まる。
暖かいは、絶対に正しい。
暖かいは、体も心も守って、強くしてくれる。
『つまらなくなると脳も心も引きこもってしまう』
好き、楽しい、嬉しいと感じることで心身ともに磨かれていく。
脳も筋肉、モチベーションが高くなると発達していく。
絵も視覚だけではなく、どれだけ五感機能を使って描いているかで
その表現の深さ、説得力に差が出る。
理解することで脳が喜ぶ。
『名所江戸百景 亀戸梅屋敷』 江戸時代(18世紀) 安藤広重
『学生時代に色んなバイトをして』
様々な人たちと共に働いた。問題がない職場はなく、みんな踏ん張っていた。
どこの誰だったかは覚えていないが
「どうせやるなら笑ってやった方がいいに決まっている。」
と言ってくれたことが今でも心を強くしている。
『ビードロをふく女』 江戸時代 喜多川歌麿
『大半の方が、絵を描くことを楽しめていない』
実際に描けているのに自信が持てない方も多い。
デッサン指導した社会人の皆さんから
「絵を観ることも描くことも楽しくなってきました。」
といっていただけるのが最も嬉しい。
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