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  • 執筆者の写真sfumita7

”不快”と”快”は紙一重

更新日:6 日前



日々、暮らしていけることが、どれだけ幸せなことかを気づくために創造力がある。

創造性はアートの世界だけではなく、 繰り返される実生活の中でこそ効用を発揮する。


自分の視座・視野・視点が変わることで世界の見え方が変わる。

アートに触れることで、日常を非日常に変えるのではなく、

当たり前のこととして見過ごしている”日常の奇跡”に気づいて、

視座が変わり視野が広がって視点が多角化して、

結果的に今までの日常が変わる。



『レオナルド・ダ・ヴィンチは』

凡庸な人間は

「注意散漫に眺め、聞くとはなしに聞き、感じることもなく触れ、味わうことなく食べ、

体を意識せずに動かし、香りに気づくことなく呼吸し、考えずに歩いている」

と嘆いていた。


トリノ王宮図書館が所蔵するレオナルドの自画像(1513年 1515年頃)



『日常に感動できる人は幸福』

「よく観る」習慣があって、身近な自然に触れているなど

日常的に五感を磨いている人は、些細なことにも気がつく。

感覚が敏感だとそれだけ感動する経験が多く、

日常生活の中で幸せを感じとれる感覚が身についている。


ターシャ・テューダー 庭にて



『嫌いなことから人は学ぶ』

「嫌い」なことや「わからないこと」でストレスが溜まるのではなく

突き詰めると本当に知りたいことにたどり着く。

「好き」なことを好きであり続けるために「嫌い」を知る。


『紅白梅図屏風』 尾形光琳



『いつも意識しておきたい言葉』

「やっかいなのは、何も知らないということではない。

 実際は知らないのに。知っていると思い込んでいることだ」

                   by マーク・トウェイン

現実を直視しチャレンジし続けている人は

自分が気づいたこととまだ知らないということを実感している。



『勝手に入ってくる情報は』

偶然ではなくて意図的に探していたのかも。

個性は、情報の選択により造られていく。

無意識に目に留まり、勝手に耳に入ってくる情報の中にも

考え方や意識を変えてくれる人生の財産となる情報が埋もれている。

飛び込んできた情報も人も出会った因果をちゃんと考えてみる。


『蛇使いの女(The Snake Charmer),』 1907年 アンリ・ルソー



『海外の文学を研究している知人に』

専門外の映画や書籍の翻訳や通訳の仕事の依頼が集まる。

語学が専門というより、文化や風習、習慣、歴史を熟知している方が

リアルで説得力がある翻訳になる。

絵画でもテクニックは未熟だが、

モチーフ(対象)を熟知している方が心に響く絵を描けることと一緒。


『毎日の繰り返し』

同じ場所でありながら季節や時間帯、天気の変化でそれぞれ違う趣があり、

それぞれの表情の違いを意識して眺めると同じものは一つのなく、

それぞれの瞬間が新鮮にみえてくる。はっとする発見もある。

禅の修行のように毎日の繰り返しの中で、気づき成長していく。


『サント・ヴィクトワール山』1904年 ポール・セザンヌ



『無駄に悩む必要はない』

絵を描く時も”悩む”と”考える”は違う。

漠然と悩むよりは、必要な情報を集め選択し視点を持って整理していく。

思い込みを取り外し問題点を発見し、具体的に思考して描く時間が大切。

その方が上達も速いようです。


『燕子花図屏風』1701-04年 尾形光琳



『無意識に』

目に留まり、勝手に耳に入ってくる雑音の中にも

考え方や意識を変えてくれるもの、人生の財産となる情報が埋もれていたりする。

飛び込んできた情報も人も出会った因果を見直すと偶然ではなくて、

意図的に探していたものと気がつく。


『人は経験によって』

色の感じ方が違うことにゲーテは気づき

ダ・ヴィンチは老若男女の違いを解剖によって発見し

画家コローは光の演出によって奥行を具体的に設定できることなどに気づくまで

庶民は何の疑問も持たずに日常のこととして見過ごしてきた。


『モルトフォンテーヌの思い出』1864年 カミーユ・コロー



『今、面倒に思うことが』

いずれ自分を救ってくれる。

実は自分にとって大切なことが起こっていたり、

繋がっていたりするのに

気づかなかったり忘れたりしている。

そんな日常に起こる出来事、出会いをスルーしないように

常に世間と関わりを持っていかないと

いずれ孤立した虚しい生活になってしまう。



『画家、マンガ家、小説家、料理人や冒険家など』

あらゆるジャンルにおいて、

アマチュアとプロと呼ばれる人の違いは技巧より、

よく観る力、取材能力にその差がでるのかもしれない。


『ウィトルウィウス的人体図』 1485年頃 レオナルド・ダ・ヴィンチ



『楽しむことは』

本質にたどり着く。

本質を意識したり、気づいたりするだけで、脳が喜び生き返る。

誰でもできる「よく観る、よく感じとる」ことで、楽しみが増えていく。

『一人でも多くの人に希望を抱かせ』

一人でも多くの心を開放させていく人の考え方や行動が

間違いなく正しい。

そんな人は、人や世界をよく観て、

まずは本当のことに気づくことから始めている。


レオナルド・ダ・ヴィンチ 手稿より



『不満に思ってしまう相手にほど』

依存している自分がいる。

人のやることには限度があり78%が上限で100%になることはない。

できなかったことは次回にトライしていけばいい。

誰だって人に迷惑をかけてしまうから、

自分だけで背負わずに誰かに頼ることも必要。

だから、相手を許す気持ちが大切。


『カフェ(部分)』1949年 藤田嗣治



 『幸せを感じるのは成長が加速する時、止まれば消える』

絵を描くことも仕上がった達成感というよりは

「もっと良くしたい、もっと描きたい」といった過程で

成長が加速し続ける。

だから画家は年をとっても

ボケないで長生きする人が多い。


パブロ・ピカソ アトリエにて



『大切なことは、面倒なもの』

「めんどくさい、めんどくさいなあ〜。めんどくさいから、これも大切。」

しっかり向き合っているから、

面倒なこと、大切なことが見えてくる。


『アルノルフィニ夫妻の肖像』 1434年 ヤン=ファン=アイク



『アートを読み解く人は』

表面的な好みで作品を選んでいない。

アートの観方は自由で、好みの作家や話題の名画などを楽しむのが一番

だけど、

好みでもなくどちらかというと一見、分からない作品のテーマや隠されているエピソードを読み解いてみると観方が劇的に変わる。


『アビニヨンの娘たち』1907年-1908年 パブロ・ピカソ



『感情は考えるものではなく』

沸き起こるものだから感情に人は振り回されるけど

感情がいつも人を助けてくれたり、知らせてくれたり、守ってくれたりしてくれている。 感情とうまく付き合っていくためには、無理に抑え込んだり、無視したりしないで

いつも事実をよく観て、知らなかったことに気がついていく習慣が必要。


『遊ぶ子ども』 1909年 オスカー・ココシュカ



『川の流れを止めると水が淀む、腐る』

情報を止めると思考が止まる。

その状態が、思い込み。

情報の思い込みで判断すると不安で辛くなる。思い込みを取り除くと思考が機能する。

思考量を増やし、情報を常に選択し、その流れを止めない方がいい。

大抵の思い込みは、自分で気づかないから厄介。


『習慣が創造性を培う』

「よく観る、よく感じとる」習慣があって、

身近な自然に触れているなど日常的に五感を磨いている人は、

ものごとの微妙な変化や些細なことにも気がつく。

創造性とは、センスや才能の有無ではなく、習慣である。


『名所江戸百景 亀戸梅屋敷 のぞき見る』1857年 歌川広重



『思い込みは気づきにくい』

他人と自分とは、同じ環境で同じ経験をしても同じ目的であったとしても

見えていること、解釈、感じ方、考え方は違う。

思い込みの枠にとらわれて、自分の見方が正しいかどうか疑うことをやめてしまったら、

隠れた事実を見逃す危険性がある。

知らないということを知る。

『 La trahison des images(イメージの裏切り)』 マグリット




フォロワー5万人の人気ツイートより

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