コミュニティーの援助力
現代の新興住宅街では、伝統的な祭りや地域の風習が欠如していることが多く、そこに住む人々の間に自然なコミュニティーが生まれにくい。このような地域では、経済的な安定が逆に人々の助け合いの精神を希薄にし、隣人とのコミュニケーションさえも疎ましく感じることが増えている。
経済的に豊かであることで、祭りが単なる娯楽イベントと化し、本来の助け合いの象徴としての意味を失ってしまうこともある。
『ぶらんこ』1767年 ジャン・オノレ・フラゴナール
歴史があって”祭”を伝承していても、そこの住民が経済的に潤っていると祭り本来の想いや目的が御座なりになり、ただ娯楽として楽しむイベントになり”助け合いの象徴”ではなくなる。
今は、ものの豊かさを求めたコミュニティーではなく。心の貧しさを援助し合うコミュニティーが必要なのかな?と感じた。
心の貧しさを援助し合うコミュニティー
今こそ、物質的な豊かさではなく、心の貧しさを補い合うコミュニティーが必要とされている。多様性を認め合い、互いに援助し合うことで、真のリーダーシップを発揮することができる。
『民衆を導く自由の女神』1830年 ウジェーヌ・ドラクロワ
隣に住む高齢のおばあちゃんは、その象徴であり、彼女は地域全体から慕われている。彼女のような存在がコミュニティーの中でリーダーシップを発揮することで、人々は協力し合い、納得した生活を送ることができる。
多様性を認めて援助し合うコミュニティーでのリーダーシップ
リーダーシップとは何か
リーダーシップとは、単に一人の強力な指導者が存在することではなく、多くの人々がそれぞれの場面でリーダーシップを発揮できる環境を作ることである。
小学生の息子に「リーダーとは何か」と尋ねたところ、「みんなの意見を聞ける人」と答えてくれた。この答えは、他者の意見を尊重し、異なる視点を理解し、その上で問題提起し解決策を見出す力こそがリーダーシップであることを示している。
援助力で成長していく文化的社会
教育と感覚の重要性
小学生の息子との会話から見えてきたのは、学校教育だけではなく、自分自身で問題を発見し、解決策を考える力が重要だということだ。
五感を磨き、自分自身で体験した情報を基に判断する力は、現代社会においてますます重要になっている。好きなことに没頭することで感覚を磨き、自分自身の考え方や判断力を育むことが求められている。
協同で成長する社会
多様な才能を認め合い、お互いに違う能力で援助し合う「競争ではなく協同で成長していく社会」を目指すことは、息子たちの未来だけでなく、私たち全員にとっても重要な課題である。
文化的な社会貢献を通じて、このような社会を築いていきたいと考えている。
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